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工学部ニュース
2012年4月9日
受賞記事
群馬大オリジナルのカーボンアロイ触媒が
文部科学大臣表彰を受賞!!

「燃料電池用白金触媒を代替するカーボンアロイ触媒の研究」
 工学研究科環境プロセス工学専攻尾崎純一教授の下記の業績に対して、平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰(科学技術賞 研究部門)が決定しました。受賞の対象となったのは、燃料電池の低価格普及化をもたらすと期待される燃料電池用カーボンアロイ触媒に関する研究です。この触媒は、従来燃料電池触媒として用いられてきた白金触媒に替わるもので、群馬大学が培ってきた伝統のカーボン材料科学の成果として得られたものです。

 同教授の開発したカーボンアロイ触媒は、カーボン材料を作る際に鉄やコバルトなどの金属を添加して得られる「ナノシェルカーボン」と、窒素・ホウ素化合物を共存させて得られる「窒素・ホウ素ドープカーボン」です。

 本研究では、カーボンアロイ触媒が実用触媒として有効であることを示すとともに、その性能がカーボン材料の表面構造に存在する特殊な構造「乱れ」によるものであることを明らかにしました。また、これらの二つの要素の組み合わせなど、触媒の高性能化の方向性についても示しました。

 この成果は、安価であり、また資源的に不安のないカーボンを触媒とするため、燃料電池の実用化を加速し、水素社会の早期実現に寄与することが期待されます。現在、日清紡ホールディングス株式会社との共同で、その実用化を目指した研究が進められています。

受賞対象となったナノシェルカーボンの
電子顕微鏡写真とそのモデル図
尾崎純一 工学研究科教授

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