GUNMA UNIVERSITY
Faculty of Engineering

工学部長  篠塚 和夫

 皆さんは群馬大学工学部のルーツをご存じでしょうか?実は我々のルーツは明治29年(1896年)までさかのぼることが出来ます。当時の日本の基幹産業であった繊維産業の中心地桐生で、先進技術者の養成や新たな技術の開発を目的として、地元の有志が設立した町立の桐生織物学校に源を発し、以来大正4年の官立(国立)学校への発展、第二次大戦後の新制群馬大学における工学部としての再出発などを受けて、今日に至っています。18世紀末からこの21世紀までの間に我が校を巣立った幾多の人々は技術者として、また研究者として様々な分野で我が国の発展・復興に大きな貢献を果たして来ました。

 現代は正にハイテク時代と云われるように、テクノロジー(技術)が凄まじい速さで進化し、これらを取り入れた製品が我々の周りで次々と実用化されています。それと同時にボーダーレス化と言われる様に、特に科学技術の面ではこれが国と国の垣根を超えて素早く伝播し合い、あるいは競争し合う時代となっています。このような時代において、限られた国土と資源を持つ我が国が他の国々と伍して行くには、科学技術力において常に世界をリードする立場を維持して行かなければなりません。

 そのような時に重要な鍵となるのは、たゆまない科学技術の発展を担う事の出来る豊かな学識と実践力・行動力を持ち、また他国の技術者・研究者と渡り合える国際性を持った工学系人材であり、さらにはそのような人材を育てる努力であると言えます。工学部では正にこのような科学技術の面で世界をリードする革新的な研究を実施し、かつ、これからの日本をつくる技術者・研究者の育成を行う教育研究拠点として活動を行っています。